はなについて

箱根の夜に、そっと灯るあかり。
はなは、伝統とモダンが交わる“令和の花街”の入口です。
芸と笑顔が行き交う、やさしい時間をお届けします。

灯りがともる、令和の花街へ

かつて日本の夜には、花街という文化がありました。
そこには“粋”と“品”があり、人と人とが笑い合う灯りがありました。

花街の“粋”を、現代に。

「はな」は、その心を現代の箱根でつなぐ場所です。
伝統的な芸とおもてなしの心を受け継ぎながら、
誰もが気軽に訪れ、芸者文化のあたたかさに触れられる
“新しい花街”として生まれました。

芸の芯が息づく場所、見番。

箱根湯本の花街文化は、見番(けんばん)を中心に育まれてきました。
見番とは、芸者たちが舞や唄、三味線を日々磨き上げる場所。
長い歴史の中で、芸の粋と精神を受け継ぐ“心臓”のような存在です。

ここでは、朝の静けさの中にも、扇の風が鳴り、拍子木の音が響く。
稽古を終えた芸者たちの笑い声が、路地裏の石畳にこだまする。
その日常が、花街という文化の礎を支えています。

2010年代に見番は改修され、通りから稽古をのぞける“開かれた舞台”へと生まれ変わりました。
“開かれた稽古場”へと生まれ変わりました。
伝統を守るだけでなく、まちと呼吸をともにするこの変化は、
芸の世界をより身近なものにしています。

はなは、その見番に寄り添いながら、
芸の熱とまちの灯りをつなぐ“入口”として生まれました。
お客様が気軽に芸者文化に触れ、
本格的なお座敷へと進む一歩を踏み出せる場所。
それが「はな」の存在意義です。

伝統の継承と革新

芸とおもてなしの技を次の世代へ。
現代に合ったスタイルで伝統を守ります。

 誰もが楽しめる花街

初めての方、外国の方、女性のお客様も。
誰もが安心して“粋”を体験できる場所を。

 女性が輝く舞台

芸者の仕事を“文化職”として確立し、
誇りをもって働ける新しいモデルを。

箱根の灯りを、絶やさない。

箱根は、四季折々の花が咲き、人と文化が行き交う温泉郷です。
その夜に、そっと灯る“はな”のあかり。

地域とともに歩みながら、
花街の文化を未来へとつないでいきます。

芸者という仕事は、誰かを笑顔にする仕事です。
その喜びを、箱根の夜に灯していきたい

見番の灯り、芸者の笑顔。

そのすべてが、箱根の夜をあたたかく照らしています。

どうぞ、「はな」でその灯りを感じてください。